2017年7月6日木曜日

「着やせ」ではなく何かというと

「着やせ」は自己否定だからやめたほうがいいと、
きのう書きました。

ちょっと待って。
「着やせ」って言う人はどうしたいの?
やせたいの?
それとも、服を着て格好良く見せたいの?

やせたいのなら、ダイエットするしかありません。
太り過ぎなら。

別に太り過ぎではないのに「着やせ」と言うのなら、
それは服を着て格好良く見せたいからでしょう。

服を着て格好よく見せたいのなら、
縦線を強調するとか、
Vネックのものを着るとか
小手先のテクニックなんかではなく、
一番いいのは、構築的なよいパターンの服を着ることです。
(相変わらず、大量生産の服のパターンを「立体裁断」とか、
意味わからないこと言ってる人がいますけれど、
そんな話じゃないです)

洋服の基本は構築です。
自然のままでも、ありのままでもありません。
自然をいかにコントロールして構築するか、
これは西洋の文化の一貫したテーマです。
服もそれを受け継いでいます。
わかりやすい例がヴェルサイユ宮殿のルノートルがデザインした庭園。
左右対称、そしてトピアリー。
あれ、でも日本の庭園も結構人工的ね。それはいいとして。

自然をコントロールした結果に美を見出すのが西洋の伝統。
だから、服を着て格好良く見せたいんだったら、コントロールされちゃえばいいの。
征服されちゃえばいいのです、身体が。

痩せた身体がよしとされるのは、コントロールしやすいから。
痩せていたほうが何でも着られますから。

で、途中を端折って結論にいきますが、
洋服が格好良く着られないなと思うのなら、
構築的ないいパターンの服を着ることです。
これは太っている人も、痩せている人も同じ。

そういう意味では、私もいいパターンの服しか着たくないです。
別にスタイルがいいわけじゃないし。
特にジャケット、コートは絶対。
それを外すとどうにもならない。

残念ながらいいパターンの服はあんまり売っていません。
たかがシャツといえども、変なパターンのものもある。
そんなものは1日も着ていられないです。
1日じゅう着ていられないほど、具合が悪くなります。

あんまり売っていないけれども、
例えば何かに特化したメーカーやブランドにはいいパターンのものもあるだろうと思います。
全部チェックしたわけではないので、絶対とは言えないけれども。
例えばリーバイスはジーンズばっかり作っているので、
技術の蓄積があって、いいジーンズのパターンはできているはず。
シャツメーカーなんかでもそういうところはありそうです。

逆にパターンがよくないところは、おしなべてだぶだぶの服を作っています。
最近はそういう感じのところが多いです。

いずれにしろ、着てみる以外、見つける方法はありません。
タイトスカートが好きなら、タイトスカート10枚は着てみないと・・・

「着やせ」という自己否定をせずに、
格好良く見せたいのなら、それぐらいの努力はしましょうという、
そういう話でした。


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