2017年6月6日火曜日

好きなものを着る権利があるということ

好きではないのに着なくてはいけないのか?とか、
似合っていないからおかしいとか、
それらに対する答えを本の中に書きましたので、『わたし史上最高におしゃれになる!』の
「おわりに」から引用します。


「それまでの女性が持っていなかった、衣服を通しての表現の自由と権利の拡大、その発展のためにファッションは毎年、進化します。固定化した役割分担からの解放、ジェンダーに張り付いた意味の解体と再構築、誰かのためではなく自分のためのセクシュアリティの表現、これらをより発展させるために、デザイナーは苦悩し、新しいデザインを考えます。
 何より大事なのは、選択する権利があるということです。私たちには着るものを選ぶ権利があります。それだけではありません。おしゃれであることを選ぶ権利があるのと同様に、おしゃれでないことを選ぶ権利もあります。もちろんそれは自分も他人にも同じように、です。私たちは他人を、おしゃれでないからという理由で非難することはできません。ファッションが標榜するのは表現の自由ですから、それはいつでも尊重されます。ですから、他人のその服装を「ダサい」「遅れている」などと非難することは、ファッションの精神とは相入れないのです。」


せいぜい100年前、女性は好きなものを着ることができませんでした。
 100年前、「ズボンは女性に似合わないもの、着てはいけないもの」と決まっていました。
好きなものを着る権利は婦人参政権と同様に、
多くの女性たちによって勝ち取られた権利です。
その戦いの結果、今の私たちの着る自由があります。

だから、答えはいつでも、
「好きなものを着ればいい」です。
それがおしゃれではなくても、似合わなくても、です。

似合うものしか着てはいけないも、
あなたはそれを着なければいけないも、
ファッションの精神ではない、ということです。


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