2017年4月12日水曜日

cultural zeitgeist

きのうBritish VogueのHPを見ていたら、
25年ぶりに編集長が代わるとありました。
同じ人が25年も編集長を務めるのですか。すごいですね。
一体いくつのときからやるんでしょう?

で、次の方なのですが、これがすごい。
ガーナ出身の男性です。
ガーナからの移民の子どもかなと思ったら、
そうではなく、生まれたのはガーナで、子供のころイギリスに来たとのこと。

で、その彼の紹介文の中にこの「 cultural zeitgeist」という言葉が出てきました。
いわく、彼は文化的なツァイトガイスト、つまり時代精神を表現できると。

これです。
British Vogueほどのアーカイブがちゃんと保存され、
あとから誰かが参照するような雑誌は、
この時代精神が表現できていないといけないのです。

しかもツァイトガイストと呼ぶほどの時代精神というのは、
今何が流行ってます~とか、
今年の流行色はこれとか、
そんなレベルの話では全然ない。
そんな文化の表層の話ではないです。

ツァイトガイストとは、世界的に時代を貫く精神のこと。
広く世界に視野を持ち、その根底に流れる精神を理解していないとだめなのです。

日本のファッション雑誌がことごとく、単なる紙になってしまうのは、
このツァイトガイストなんか関係ないから。
(そういう意味では、暮らしの手帖のほうが、そういうものがある感じします)

あと今回、ガーナ出身、しかも男性が選ばれたということは、
これまで歴代の編集長が白人、しかも女性だったことを考えると、
より多様性を表現しようという姿勢が見えます。
なんか楽しみ。
イギリスから郵送してもらうと高いから躊躇してたんだけど、
やっぱり買おう、と思ったのでした。