2017年2月21日火曜日

想い出作り

ものすごい昔に、山田太一さんシナリオの「想い出作り。」というドラマがあって、
20代の女性が、アンケートをしたら何か当たるとかなんとか言われて、
集まるんだけれども、それは詐欺話で、
その後どうとかこうとか、みたいな話で、
結婚するとかしないとか、そんなのがメインテーマだったと思うのですが、
ドラマの内容はまあいいとして、
この「想い出作り。」という題名は言い得て妙だなと。

というのも、不景気になったとき、
それでも残るものって何だろうと、私が考えた結果、
1つは食べ物。これは最後まで残るでしょう。
もう1つは、この「想い出作り。」ではないかと思うのです。
だから、想い出になりにくいものは売れなくなっていく。

想い出になりにくいものというのは、
自分が関係ない、
自分の経験が含まれていないもの。
だから、自分が参加した○○だったらいいのだけれども、
他人が何かをやるところを鑑賞するとか、
他人が作ったものをただ見るというのは、
多くの人がまずやめるだろうことだと思います。

時間がないというのもあるけれども、
そういったお付き合いに参加する余裕がなくなるのでしょう。

かといって、
趣味や習い事に大金をつぎ込むほどの経済的な余裕もないわけだから、
そんなおおごとじゃなくて、
もっと日常的なささいなこと、しかも経験が入っていること、
そういうことに対しては、
今後もみんな、お金を使うのではないでしょうか。

みんな、何度も思い返す、大切な想い出がたくさん欲しいから。
そして、それを眺めながら、日々を過ごしていく。
そのためには待っているだけではだめで、
自分で動かないことにはどうにもならないし、
まして、誰とも会わないで休日を過ごすなら、
たいした経験もできません。

ただ、想い出作りでいいのなら、
それは何も都会である必要はない。
経験したことがないこと、
楽しいこと、面白いこと、
よかったねと思えること、
そんなことをみんな、探しているのではないでしょうか。
そこら辺をうまくすくえないと、
人は集まらないのだろうと思います。


☆「ファッション・レッスン」「IH(キネシオロジー)」等、各種セッションのお知らせはこちらです。