2017年2月18日土曜日

この矛盾

流行のサイクルというものは、
その渦中にいるとなかなか見えないものです。
ある程度、サイクルの移動を経験して、
やっとわかるようになります。
だから、自分が20代だったら、
この先どうなるかとか、
わからなかったし、まあ、考えていなかったけれど。

80年代にビッグシルエットになったときと、
2000年ちょっと前にタイトになったときと、
2012年にまたビッグへと変わっていったとき、
さすがにこれぐらい通過すると、
わかってくるようになります。

きのうは、その80年代の、
例の日本のファッションデザイナーたちがパリコレに進出したときのことを
考えていたのですけれども、
あれ、黒だけじゃなくて、「貧乏ルック」って呼ばれていたのですよね。
穴があいていたり、切りっぱなしだったりで。
だけれども、とても高価だったのですよね。
(私は買ったことないから知らないけど)
高価な「貧乏ルック」です。

で、先日の作業着系ルックです。
これも、見た目だけではなく、実際に作業着です。
だけれども、これもまた高価なんですよね。
(買ったことないけど)
高価な作業着系ルックです。

ということはつまり、80年代と同じじゃないの?
なぜいつも、貧乏だとか、作業着に多額のお金を使っちゃう人たちが
一定数あらわれるのでしょう?
幸いにも私は、貧乏ルックにも作業着系ルックにもお金を使ってないからいいけれど。
なんでだろうね。

(ちなみに、貧乏ルックが終わるころ、バブル崩壊ですね。)

この前、
何も考えないで、比喩としてシンデレラって出てきたからそのまま書いて、
でも、途中で、
あ、そうだ、シンデレラって、灰って意味だと思いだして、
灰色の作業服がシンデレラの日常着だったわけで。
でも、シンデレラは、私、作業着人生なんか嫌って思って、
舞踏会へ行くためにドレスを着るのよね。
これ、かなり重要なポイントではないでしょうか?

つまりね、作業着を着ていたら、やっぱり作業着人生が展開される、それしかない。
それが嫌だって言うのなら、
やめなきゃいけない。
だけれども、やめるどころか、あえてそこへ自ら進んでなるっていうことは、
作業着人生がお望みなのかしら?
それならそれでいいですけれども。

もしそう思わされているのだとしたら、
それに気づいて、やめるといいと思います。


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