2016年12月1日木曜日

本当は親切じゃない人の真意とは

たぶんどなたかがそうするといいと書いたのだと思います。
検索ワードで多いのが、
「赤いバッグ、何色のコートが合うか」とか、
「赤いバッグ、何色の靴が合うか?」というワード。

バッグ・ファーストといいましょうか、
最初にバッグを買ってしまって、
そこから全部のスタイルを構築するというやり方です。
これはすごいです。
なぜならまず最初にバッグを優先せよ、と言っているのですから。

バッグの色でも靴の色でも、
3色ルール内だったら、何でもいいのです。
ネイビー、白、赤で3色にするのだったら、
バッグも靴も赤を持ってきてもよい。

しかし、バッグに赤を最初に持ってきてそこから構成するとなると、
そこから全部のワードローブを構築し直さなければなりません。

例えばその人がもう既に、
ネイビー、グレー、ベージュが多くて、
今までバッグと靴は黒と茶色だった場合、
ここに赤いバッグを持ってくるということですから、
できるとしたら、ポイント的に赤一点投入ぐらいです。
できなくはないですが、難しいです。
靴は黒か茶色しか持ってないから、例えば黒にして、
その他のアイテムを全部一色にして、 で、赤いバッグか。
なくはないけれども、たぶんその赤いバッグはしょっちゅう持てないと思うのです。

できなくはないけれども、難しい。
そして、何か買い足さなければいけない事態に陥ります。

これは何と表現したらよいのでしょうか。
今までうまくいっていたアンサンブルに、異質なものを無理やり入れて、
うまくバランスをとるために、新たに何かしら足していく必要性が出てきてしまう、
とでも言ったらいいでしょうか。

つまり、全体のワードローブ構築計画に、
いきなり関係のないバッグを入れてくると、
ほかに何か買い足さなきゃいけない、
もしくは全体の計画を変更しなければならない、ということです。

ほかにもこういうものはないでしょうか?
一つ付け足したばかりに、ほかにいろいろ買い足さなければならないもの、というもの。

こういう提案って、たぶん売る側の人の提案でしょう?
だって、赤いバッグ一つじゃすまなくなるのですから。
で、次のシーズン、今度は白いバッグですとか言われた日には、
またまた何か付け足さなくてはいけなくなる。

相手の意図は、要するに、過剰に買わせたいのです。
コントロールする権利や主導権を、その人自身じゃなくて、バッグに奪わせたいのです。
知らない間にバッグがリーダーになってしまって、
大きな声で主張してしまうのです。

こういう甘言はいろいろなところにあります。
要するに、買わせたい、それだけです。
これを持つと、その人がおしゃれになりますよ、ではありません。

だから、本当にその人が親切だったら、そんなことは言わないのです。
それを覚えておくといいと思います。

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