2016年11月29日火曜日

アデルみたいじゃないブルー

30歳過ぎてからだったと思いますけれども、
髪にブルーのヘアーマニキュアをのせたことがあります。
脱色したわけじゃないので、アデルみたいな完全なブルーではないです。

当時、表参道のシマで髪の毛を切っていて、
そこの担当の山田さんが、新しく代官山のDABというお店ができて、
そこに移るので、次回はそこへ来てねということで、
代官山までカットに行っていました。
新しいお店はとてもいい場所にあるにもかかわらず、
最初の1年ぐらいはいつ行ってもすいていて、
店内には山田さんのペットのフェレットがうろうろ歩いていました。

いつ行ってもあんまり暇なもので、
山田さんが私に、「髪の毛染めない?」と提案しました。
当時、私は白髪もなく、猫っ毛と呼ばれるようなストレートのショートカットで、
髪の毛を染める理由などありませんでしたが、
山田さんが暇そうなので、どんな提案なのか聞いてみたところ、
「ブルーがいいと思う」ということだったので、その提案を受け入れることにしました。

私は、嫌なことは断固拒否しますが、
そうでない場合は、相手のクリエイティビティを尊重する性格なので、
こういうときは、案外簡単にいいよと言います。
また、髪の毛が伸びるのが早いので、失敗しても、原状復帰が早いことはわかっています。

で、仕上がったブルーですが、
美容院の中の照明では、さほどブルー感もなく、
なんだ、大したことないなと思ったのでした。
ちなみに髪形はストレートボブでした。ブルーがかったストレートボブです。

ではまたと言って、お店を出た後、
すれ違う人が皆、ちらっとこちらを見ます。
そんなにブルーかしら?と思って、
どこかのお店のウィンドウに写る自分の姿をのぞいたら、
けっこうなブルーになっていることがわかりました。
というか、太陽光に当たると髪の毛がブルーに光るのです。
室内で見た感じとは全然違います。

そのとき着ていたものを今でも覚えていますが、
アメリカのランズエンドから個人輸入した、茶色のダウンジャケットでした。
その当時、日本ではまだほとんどダウンジャケットが売られていなくて、
街でダウンを着ている人も全然いない状態でした。

その茶色のポリエステルサテンのダウンに、このブルーの髪が全然合わないのです。
私の本当の髪の色はどうやら自分が思っているほど黒くはなくて、
かなり茶色寄りだったようで、それにブルーをのせたら、
それまで選んでいた色の全体のバランスが崩れたのでした。

しかし、伸びるのが早いこと、そしてヘアーマニキュアのため、
1カ月もしたころには、ブルー感はなくなり、次回、山田さんのところへ行ったときも、
ブルー継続はなく、その後は山田さんのところで髪の毛を染めることはありませんでした。
(その後は、病気になったので、代官山までカットのために行くのは辞めました)

あのときほど、照明によってこんなにも色って違うふうに見えるのだと感じたことはありません。
そしてもちろん、それ以降、髪をブルーにしたいと思ったこともありません。
ブルーじゃなくて、金髪にしてみればよかったな。
それはそれで面白かったかもしれないです。

☆「ファッション・レッスン」「IH(キネシオロジー)」等、各種セッションのお知らせはこちらです。