2016年10月26日水曜日

111位、大人の恋愛ドラマ、少女服

ディーン・フジオカはわかった。
次は斎藤工だということで、
NHKの「運命に、似た恋」をネットで見ています。
このドラマの設定は、幼いときに出会ったかもしれない2人が、
大人になって再会して、恋に落ちるという物語。
斎藤さんは成功したプロダクト・デザイナー35歳、
相手の原田知世さんはクリーニング店で働き、ときにはビルの清掃のダブルワークもする、
バツ一のシングルマザー45歳という設定です。
そこで、気になるせりふが出てきます。

原田さんが、恋人がいるか聞かれて、
「いるわけないじゃないですか。私、45歳です。」
それから、
「おばさんになっちゃった。」
何かこう、やたら年齢を気にした発言をしてきます。

年齢差とか、「住む世界が違う」とか、いろいろあったけれども、
結局、付き合うことになるのですが、
そこで一緒に旅行へ出かけることになった原田さんの衣装が、
まさに少女服。
この前まで、おばさんだの、45歳ですと言っていたのに、
ふわっとした、ハイウエスト気味の白いワンピースに白いスーツケースでお出かけです。

高校生のころから洋画をたくさん見てきた私には、
この衣装が奇異にうつりました。
年齢をあんなに卑下していたのに、なぜ服は少女なのか?
妙なギャップ。
外国の映画で、45歳で恋愛ドラマだったら、モニカ・ベルッチとか、
カトリーヌ・ドヌーブとか、アメリカだったらサンドラ・ブロックです。
少女が着るワンピースで恋人と旅行なんて、ないない、絶対ない。
(大体、カトリーヌ・ドヌーブが45歳だから彼氏いませんなんて、絶対言わない。)

そこで本日、世界経済フォーラム(WEF)で発表された、
男女格差のランキングですが、去年より10ポイント落ちて144カ国111位です。
韓国は116位で日本より下ですが、中国やインド、ウルグアイ、カンボジアよりも下。
特に経済格差は118位と、低いです。
そこで、少女服の意味がわかりました。

ネコの鳴き声がかわいいのは、
ヒトの赤ちゃんを真似ているからと言われています。
ネコは野生では生きていけないので、人間に飼われる必要があります。
幼く、か弱い存在にみせることで、保護の必要性をヒトに感じさせるのです。
少女服は、それと同じ戦略です。

意識的なのか、無意識なのか、わかりませんが、
自分をか弱く、庇護が必要な存在と見せること、
これが、この男女格差111位の日本で大人の女性が生きていく戦略だったのです。
そして、それを恋愛にも持ち込みます。


なんか、すごい国だな、日本って。
おばさん、もう45歳と卑下しながら、高校生の子どもがいて、少女服で恋人と旅行という、
大人の恋愛ドラマ。
そんなしたたかさ、考えてもみなかった。
でもこの社会で生き延びるための戦略だったら、非難することはできない。

そういうものがつくられる国に住んでいるのだな、私たち。

そんなことを考える、10月も末なのに25度もあるという秋の午後でした。


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