2016年10月22日土曜日

色はどこから区分けされるのか

きょう出た質問で、
白からグレー、黒のグラデーションでコーディネイトの全体を構成した場合、
それは3色なのかどうなのかという話が出て、
この簡単には答えられない質問に、
しばし考えたのでした。

例えば空に架かる虹について。
文化圏によって、虹は7色のところもあれば、5色、3色と認識する地域もあります。
このように同じ1つの現象でも、
色と色の区切りはさまざまです。

1つは言葉の問題。
その色をあらわす言葉が多ければ多いほど、色数もふえます。
言語とは、すなわち分割する機能だからです。
ただし、私たちが、本当は緑色の信号を青信号と呼ぶように、
その境目は、極めてあいまいです。

次に、目の問題。
瞳の色によって、色の見え方は違ってきます。
色とは、しょせん、網膜に映し出された情報です。
情報処理の仕方が瞳の色によって違うので、
結果も変わってきます。

それから照明の問題。
どの光源で色を見るかによって、
その色が違って見えてきます。
最近多いLED灯火の下では、色は、はっきり区別されて見えません。

結局、色そのもの、そしてその区分けは絶対的なものではなく、
恣意的なものなのです。
だから、ここがそうだとか、言えません。

ですから、3色ルールも、
絶対にここが区分けというのは、ありません。
色そのものが絶対的なものではないので、
その線引きも絶対的にはできないわけ。

では、最初の問いに戻って、白、グレー、黒のグラデーションならどうなるか。
まあ、真っ白と、グレー系、真っ黒の3色でしょうね。
グレーゾーンは、広いです。

ここら辺、質問されると、はっと立ち止まって考えることができるので、
面白いです。
自分だけでは、なかなか気づかないことです。
特に、私など、すぐ自分だけわかっている状態に陥るので、
注意が必要。

こうやって何かやるごとに、新しくそれがわかって、
ありがたいことです。


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