2016年9月2日金曜日

地元のデパートの今

昔、というか、高校生や大学生のころ、
藤沢駅周辺のデパートによく行っていました。
当時はまだ西武があって、
音楽はWAVEだったし、本屋もリブロだったので、
その両方を見て回り、
上の階の、自分はまだ買わないような、お高いブランドが並んでいるフロアをぐるっと回り、
最上階のローストビーフの鎌倉山で家族と食事したりして、
学校帰りも含めて、よく行ったものです。

しかし、西武が撤退して以降、藤沢駅周辺はずっとつまらなくなったのでした。
その後は、私がブラックアパレル企業で死にそうになり、
その会社の商品が置いてあるデパートは、
怖くて近寄れなくなってしまったのでした・・・

たぶん、それ以来、デパートでは、ほとんどお買い物しません。
利用するのはレストランやらカフェがもっぱらで、
婦人服売り場、その他、ほとんど素通りです。

きのうは出先でちょっと時間があったので、
藤沢駅の近くのデパートの靴売り場を見てみました。
バックレスのローファーを見たかったからです。
私はかかとの骨が出ていて、それがいつも靴に当たって靴ずれを起こすので、
そういったローファーがどれだけはきよいか、
試してみたかったのです。

けれども、そう、けれども、です。
靴売り場をぐるっと回っても、
そんなバックレスのローファーなんて、ありません。
もちろん、もふもふしたファーがついた靴も、一足もありません。
売り場の半分はまだ夏物のセールで、
その他は、これといって特徴のない、ごく普通のパンプスやらサンダルばかり。
あとは、ウォーキングシューズ。

けっこう丹念に見て回ったのですが、
やっぱりなくて、途中で、はっとしました。
ここは、時代に取り残されているのだと。

昔、デパートは私たちよりちょっと先を走っている存在でした。
ちょっと先だったから、憧れがあった。
けれども、今は、どう見ても、ちょっと後です。
新宿伊勢丹のようなデパートは、今でも先をいっていると思いますが、
郊外になると、逆に一歩下がった感じです。

混んでいる売り場はありませんが、
レストランやカフェは並んでいたりします。
人々のデパートの利用の仕方は変化しています。

洋服や靴に限らず、
お買い物は、いつもほんのちょっと先の未来のためのものです。
明日使うバッグとか、来週着る服とか。
その未来が売り場に見えないと、
魅力は半減します。

誰かが、デパートは夢を売る場所だと言っていましたが、
過去の夢はどうでもいい。
ほんのちょっと先の、実現可能な夢が欲しいのです。
でも、郊外のデパートには、それがないのね。
全然ないとは言わないけれども、少ない。

ちなみに、2階のブランドのショップは誰も人がいませんでした。
実現不可能な夢など、
もうどうでもいい、
これが、ここら辺を行き買う人々の本音でしょう。

今、多くの人が欲しいのは、
自分の手の届く、毎日の小さな幸せのための、
実現可能な夢なのだと思います。


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