2016年9月24日土曜日

神に仕えた2人の演奏

きのうはピアニストの七菜子さんの師匠に当たるノーマン先生と、
若いハンサムなオーストリアンのヴァイオリニストのコンサートを
聞きに行ってきました。
横浜音祭りの一環として開かれたこのコンサートは、
1時間ちょっとで1000円という破格のお値段。
平日の昼間にもかかわらず満席です。

ヴァイオリンの音が鳴り出した瞬間、
クリーミーなタフィーのような音色が、
高い天井を上へと登っていきます。
こんなにつややかで、おいしそうなヴァイオリンは今まで聞いたことがありません。
それにあわせるノーマン先生のピアノも、
重力を無視した軽やかさで、
どこまでも天高く、ヴァイオリンの音とらせんを描くように流れます。

そして彼ら2人の何とも透明なこと。
自我というものを一切、感じさせません。
うまく演奏したいとか、
間違えないようにとか、
そんな心理は一切、見えません。
ただただ透明に、
神に仕えるがごとく、
自分を音楽に捧げています。
この領域に入らなければ、
本物のアーチストとは言えません。

この領域に入った人たちが表現するものだけを、
聞いたり、見たり、読んだりしたいのです。
それは、実際にはとても少ないけれども、
必ず存在しています。

きのうはそんな演奏に出会い、至福の時を過ごすことができました。
自我が消え去った人たちの表現に出会うと、
私たちの自我も消え去ります。
いきたいのはそこです。
もうずっと前から知っていて、いつもそれを探していたんです。

そして10月、そんなノーマン先生に師事し、
ウィーンまで教えを請いに、人生を掛けて行動した七菜子さんのコンサートがあります。
こちらも今からとっても楽しみです!


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