2016年9月21日水曜日

流行の先頭グループと後方グループ

ロンドン・ファッション・ウィークで
バーバリーのショーが行われました。
バーバリーは今回から、今見て今買うという方式にショーを変更し、
発表してから半年後に購入可能にするのではなく、
今、秋冬ものを発表して、すぐ買える形にしました。
こうすることの最大の利点は、コピー商品を防げるということだと思います。

ファスト・ファッションが出てきて、
商品サイクルが始まり、
コピー商品もすぐ出回るようになったと言われていますが、
実際はそうでもないように思います。

例えばグッチのファーがついたローファーが出たのは、たしか2年前。
もこもこのファーつきの靴がたくさん出てきたのは今ですから、
誰かが発信しても、実際に多くの人が買うようになるのは、
1年半から2年後です。

なぜそうなるかというと、
人々の心がついていかないからです。
あのファーがついたローファーを見たとき、
誰もが、あれはいいのだろうか?と訝しく思ったものです。
見なれて、受け入れるまでにしばし時間がかかって、
多くの人が素敵と思えるようになったのが1年半から2年後です。

生産体制が整えば、
素早くコピーできるかもしれません。
けれども、まだそれについて、みんながいいな、欲しいなと思う前に作っても、
それは仕方がないのです。

きのう久々に雑誌を買ってみたら、
「新装飾主義」という言葉が出てきました。
私がおしゃれブログで、これからは装飾がふえるよ、と書いたのは、
たぶん2年以上前。
(あのときはまだ、アレッサンドロ・ミケーレがデビューする前)
マラソンに先頭グループと後方グループがあるように、
流行も先を走る人と、後の人とでは、相当に時間差があります。

バーバリーのコレクション、
軽やかな素材のロングのトレンチが素敵でしたけれども、
これが一般まで広がるには、やはり時間がかかりそうです。
メンズのパンツも太くなっていました。
これが主流になっていくのは、やはり今から1年半後ぐらいなのだと思います。


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