2016年8月27日土曜日

「大人のおしゃれ」ってなんなんだろう?と考え込む

日本独特のスタイルに、
40歳前後を過ぎた女性の、
少女おばさんスタイルと、おじさんおばさんスタイルがあります。
これは外国では、たぶんあまりいない。
まあ、いなくはないと思いますけれども、
少なくともそれがおしゃれな人として雑誌に載ることは、
まれだろうと思います。

少女おばさんスタイルは、
もう少女の倍以上の年齢になったにもかかわらず、
いまだ少女テイストの服を着るスタイル。
少女テイストは何ですかと聞かれて、
一番の特徴は、ハイウエストです。ウエスト位置が通常のウエストより5センチから10センチぐらいは高い。
あとは、フラットカラーとか、スカートが落ちないためのサスペンダーとか、
体型がわからないような、だぼっとしたシルエット。

おじさんおばさんスタイルは、
一瞬、これはおばさんなのだろうか?おじさんなのだろうか?と考え込むようなスタイル。
アンドロジィナスというよりは無性。
アンドロジィナスはセクシーだけど、セクシュアリティは排除しているので、セクシーさは
一切感じられない感じ。
(例えばユーリズミックスのアニー・レノックスは男装でしたが、とてもセクシーでした。
あそこからセクシーをとった感じ)

服は好きなものを着ればいいと思います。
そして、何より自由であるべきだと思います。
それは大賛成だし、全く異論はございません。
ですから、この2つのスタイルも全く問題がないのでございます。
けれども、この少女おばさんスタイルと、おじさんおばさんスタイルに関しては、
見るたびに違和感を感じます。
その違和感は、なぜそんなにまでしてセクシュアリティを排除するのだろうか、
という疑問です。

分かりやすく言うと、
少女おばさんスタイルとおじさんおばさんスタイルが主人公の恋愛ドラマって、
考えられないでしょう?ということです。
百歩譲って、少女おばさんはまだあるとして、
おじさんおばさんスタイルの女優さんが主人公で、
その恋愛ドラマって、そんなのないですよね。
あった?あったのかな??
(イメージとしては、小林聡美さんが地肌が見えるぐらいの刈り上げショートにして、
黒、紺、グレーのおじさんのようなスーツやらパンツルックで出てきて、それで始まる恋愛ドラマ。
あ、バイセクシャルとかじゃなくて、ヘテロセクシャルで。
バイセクシャルで、すごく複雑な展開のドラマだったらあるなって、今イメージが浮かんだ。逆に面白そう)

これは個人の問題ではなく、
日本の社会全体が抱えている、
なんでそこまでセクシュアリティを排除するのかという話にもつながるので、
そんなに簡単に答えは出ません。
ただ、推測するに、
そのスタイルをすること、つまりセクシュアリティを排除することで、
二次的利益はあるんだろうなと。

きのうはその話をしていて、
例えば、少女服のおばさんスタイルの人は、責任から逃れるという話。
なんか見るからに使用人みたいだよってことで、
この人が責任を持って仕事をばりばりしたり、銀行へ行っててきぱきしているところは
想像できない。

おじさんおばさんスタイルの二次的利益は何でしょうね。
セクシュアリティを排除して、女と見られないことによる利益って何?
男に好かれないってこと?逆に「女の仕事」と社会から思われていることをしないこと?
うーむ、わからない。

これは簡単な問題ではないので、
ちょっと考えただけではわかりません。
ただ、きのうはそういうスタイルの人たちが、
「大人のおしゃれ」の一例として、ファッション雑誌で紹介されたので、
なぜだろう?なぜこうなっているのだろうと考え込んだわけでした・・・
でもそれは単純に、そんなのおかしい、変だと否定したいというわけでもなく、
きっとこういう服装をしていると、
彼女たちは自由を感じるんだなと、ほほえましくも思うわけです。
なぜだろう?

「大人のおしゃれ」って何だろう?
難しいです。


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