2016年8月24日水曜日

ケンゾーさんの赤


赤いドレスが売っていないと嘆いていたら、
私が気づかぬ間に、
セブン&アイ・ホールディングス、
つまりイトーヨーカドーと西武とそごうで、
ケンゾーさんの新しいコレクションが始まり、
そこにはたくさんの赤アイテムがありました。
こちら

現在、パリコレでKENZOというブランド名で発表されているものは、
ケンゾーさんデザインじゃないんです。
(同様に、ジル・サンダーもヘルムート・ラングも自身のデザインではないです)

ケンゾーさんは、ブンカの最も誇る卒業生で、
学生はケンゾーさんのショーがあれば、
必ず連れて行かれます。
私も連れていかれましたよ。

で、ケンゾーさん御年77歳だそうですが(若い!)、
もう15年、服飾デザインはしていないそうで、
久々の復活です。

まだ売り場で商品を見てはいないのですが、
HPを見ると、
日本の着物からとったと思われる赤や朱赤の服がたくさん展開されています。
これを見ていて、
そうだわ、ケンゾーさんはハイパーミックスの元祖だわと、
思いだしたのでした。
(ケンゾーさんが元祖、アレッサンドロ・ミケーレは孫ぐらい)

70年代のパリに、
フォークロア、多色使い、柄と柄、フェミニンとマスキュリン、
これらをミックスさせるファッションを提案したのは、
ケンゾーさんなんです!
現在流行っている70年代テイストは、
40年たって、それがアップデイトされたもの。
このミックス感は、ケンゾーさんが西洋のファッションに持ち込んだものなんですね。

ケンゾーさんの服というのは、80年代、90年代、とても高くて、
見ているだけで、買えるようなものではありませんでした。
(妹が真っ赤な麻のパンツを買って、私は借りてはいていました)
それが今、手の届く範囲で買えます。
(そのかわり、素材はポリエステルだけど)

ラインナップをざっと見ましたが、
なかなか素晴らしい。
中でも複雑な柄のプリーツスカートはお勧め。総丈も75とありますから、
膝よりも15センチほど下です。
今期、フォークロアを強調したいなら、
この中から1色とって、大き目のフェアアイル・セーターをあわせると、
とてもかわいいはず。

と、絶賛していますが、
では、これは売れますでしょうかと聞かれたら、
そんなに売れないでしょうと答えます。
なぜかというと、
ここのところずっと、赤を選ぶ女性が少ないからです。
私ももう何人もファッション・レッスンで教えてきましたが、
赤を選んだ人って、1割もいない。
赤やオレンジって、人気がない色です。
だから、いつも売れ残っている。

この、いつも売れ残る色をメインにして展開するのですから、
西武さんはなかなかのギャンブラーだと思います。
(ゴルチエの売れ残りは結局、どうなったのでしょう?)

赤いドレス、スカート、ブラウスその他、お探しの方はぜひチェックを!
え、まだ高い?
大丈夫だよ、売れ残って、セールに出るよ。
(でも、プリーツスカートだけは売れちゃうかもしれませんね。ほかで売ってないから。
私もこのプリーツスカートはちょっと欲しい。nanacoカードで買えばいいのか?)

※この動画を見ると、どんなものが展開されているかわかりやすいです。

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