2016年8月18日木曜日

夏の後半は秋物じゃなくて秋色を投入

私、もう何年も前から、
日本の夏は長くて、10月第一週まで夏日が続き、
夏物だけだと飽きるから、
夏の後半から秋色のものを投入するようにと
書いたり、言ったりし続けていますが、
これを書き始めたころ、
同じことが書いてあるのを読んだことはありませんでした。
それが今、雑誌を見ると、
同じことが書いてあります。
アイデアというものは、同時多発的に誰かの頭におりてくるものですから、
これが私のオリジナルのアイデアとは言いませんが、
三、四年前は、ほとんど誰もそんなことを言っていなかったのは確かです。

それで、です。
夏後半、気温が高いのは変わりありません。
まだ30度以上の日々が続きます。
ですから、いきなり秋モノを入れることは無理です。
暑すぎます。
では何かというと、
素材と形は夏で、
色が秋色のものを入れるのです。
色です、色。

では、秋色って何ですか?
という質問ですよね。
秋色とは、つまり、今の太陽の光の角度に似合う色。
夏至の頃に似合ったライトなものではなく、
ダークなものです。

え、でも私、夏至のころからネイビーとか黒を着ていたんですけど、
という人は、
もうそれ以上ダークな色合いはありません。
その他、やはりダークな茶色とかボルドーとか濃い紫もそうですが、
そういう色を着ない人には、秋色はないということです。
1年じゅう、黒、紺、白の人に秋色はないです。
グレーを選ぶ人は、そのグレーを少し濃いめにすればいいと思います。

昔(今もそうかもしれませんが)
ヨージやギャルソンのショップには、黒、紺、グレー、白しか並んでいませんでした。
ですから色の季節感はありません。
素材と形で季節が表現されます。

例えば、植物は季節によって色が変わっていきます。
けれども、都会の建物は季節が変わっても、色は変わりません。
都会に似合う服は、どうしても季節感が希薄になります。
背景が変わらないのですから、
当然と言えば当然です。
いつでも白からグレーのグラデーションでいいのです。

ただ、海や山があったり、植物の緑が多い背景のところで生活しているのなら、
そうはいきません。
なぜって、海の色も、山の色も変化しているからです。

正確に言うと、
空の色は変わってきています。
もう真夏の空の色ではありません。
空の色、太陽の光の感じが変わってきたのですから、
夏至の頃と同じ色では、なんだか居心地が悪くなるのです。

というわけで、
持っている人は、もう今から積極的に秋色を投入していきましょう。
もう気分は秋ですから。

☆「ファッション・レッスン」「IH(キネシオロジー)」等、各種セッションのお知らせはこちらです。