2016年6月21日火曜日

GUCCIの2017年メンズのショーがとても面白い。プラダもついでに。

きのう発表されたばかりのグッチのメンズのショー、
とても面白いです。

テーマはグリーン!
ショー会場の壁とカーペットがまずはグリーンです。
この色に目が釘付け。
なぜなら、これは私がセッションルームに塗ったのと同じグリーンだからです。
そしてこのグリーンに似合うのは、そうピンク!
グリーンとピンクが出てくるはず、と思ったら、きます、きます。
この色合い、セッションルームの壁の色とソファのピンク色と同じ。

もしかして、私がいつもアレッサンドロ・ミケーレを高く評価するのは、
好きな色、選ぶ色が似ているからかもなと、
今回のショーを見て思いました。

さて、このスタイルこのまま着る人はかなり少ないと思いますが、
引き続き、刺繍入りのボンパージャケット(日本のスカジャンのようなもの)と、
脇にラインの入ったトラックパンツの組み合わせは、これから注目の組み合わせでしょう。
あとは、複雑な柄のソックスとタイツですね。
いつものように、たくさんのアイデアをぎゅっと詰め込んだ、
素晴らしいコレクションでした。

あと、これはふと思ったのですが、なぜ今イタリアからこれが出てくるのか。
このたび、ローマの市長に五つ星運動の女性候補が当選しましたね。
五つ星運動って、スローライフ的な社会の形成を目指しているんですよね。
ここら辺の感じ。ファストなものはだめ、もっと手をかけて、スローにしなきゃ、みたいな、
そんな感じと共通する点があると思います。

さて、プラダは山ボーイと山ガールですね。
これ、ゴアテックスとかでできているのでしょうか?
大丈夫かな。山へ行けるのかな。
提案としては、アウトドアウエアを街できちゃいましょうよ、ということですね。
ラグジュアリースポーツウエアならぬ、ラグジュアリーアウトドアウエアです。
(モンクレールが既にそうですけど)
おしゃれ男子は、これからはアウトドアウエアを街着に取り入れてくださいね。
プラダじゃなくて、ノースフェイスなんかで十分です。

さて、プラダの山ガール、大きなザックを背負いながら、
かっちりしたお出かけバッグも持っています。
っていうか、あなた、どこへ行くおつもり?と思ってよく見ると、
そのバッグにはヒールの靴がぶら下がっています。
つまり、私はヒールからサンダルとソックスにはきかえて、
これから山へ行くのよ、という物語です。

いいですか。
ファッションというのは、このように物語が必要なんです。
日本のファッションがだめになったのは、
この物語が全く見えない点もあると思います。

そして多くの適当なブランドが示す物語は、「働く女性」と言いながらも、
「あんたら、その程度の給料なんだから、これ着てれば」という、
その程度のメッセージ。
その上から目線な感じに、
もう耐えられないわけですね。