2016年5月27日金曜日

眼福な1日


久々に大田区にある、大田区立龍子記念館へ行ってきました。
目的は「草の実」です。



チラシはこちら。

「龍子の庭園植物記」と銘打っているだけあって、
庭に植えてあった草花、南洋で観察した草花などがモチーフになった作品が
大半を占めています。

テーマはいろいろです。
冒頭に写真をはった、紺地に金で描かれた「草の実」は、とてもエレガント。
そうかと思えば、白いユリに雪が降り積もる「炎庭想雪図」はシュールレアリズム。
そして、1945年8月の東京でのB29による爆弾投下を芸術的に表現した「爆弾散華」など、
日本画という技法こそ同じですが、
テーマ、スタイルが多岐にわたっています。
特に草花が描かれているので、どの作品も非常に「上品」です。
絶対に落ちないというか、
落とさないというか、
その美意識の高さがうかがわれます。

そして、この緑からブルーは、マラカイト、アズライト、ラピスラズリをくだいた絵具で
描かれています。つまり、これらはクリスタルによって描かれた作品になるわけです。
絵自体のオーラがすごいのです。

きのうはアトリエのある龍子公園で、
黒アゲハと、トンボを見ました。
東京の住宅地の真ん中で、現実と、向こう側を行ったり来たりするような、
不思議な1日になりました。

200円で、この充実した密度。
ちょっとほかではあり得ません。
去年、「爆弾散華」をごらんになった方にもお勧めです。
相変わらず、来館者が少ないのが残念なんで、
若沖もすばらしいですが、
こちらにも足を伸ばしてくださいね。
密度の高さでは負けないはずです。

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