2016年5月18日水曜日

基準作り

例えば、ファッションが専門の人なら、
ある一定の量の「優れた」ものを自分の中にインプットする作業が必要です。
その場合、写真を見ているだけではだけで、
手で触れて、実際に着てみる必要があります。
そうしないと、わかったことにはなりません。

料理人だったら、料理を見る、作る、食べる、レシピを読む、
そんな作業をしていくでしょう。
インテリアだったらインテリアの分野で、
庭だったら、庭の分野で、
見る、触る、作るという作業をある一定の量以上、
こなすことによって、初めて基準というものが自分の中に作られます。
それが足りないうちは判断できないのです。

このところ、1つのイベントが終わって、
関係資料を片付けながら、
同時に、今まで捨てないでいたものも、少しずつ捨て始めました。
これがまだある。
そうすると、また出てくるのがインテリアの問題。

予算は限られている、
というか、ほとんどない、そんな中で何かどうにかしたいんですけれども、
私にとって、インテリアはまだまだ基準ができていない分野。
見るのも、触るのも、経験も足りていません。
だから、これというものがはっきり出てこない。

外国のインテリアの写真は、それは素敵ですけれども、
そもそも私はそんな地域、
そして、そんな構造の家に住んでいませんから、
真似することはできません。
したとしても、それは滑稽。
今までさんざん雑誌やなんかで、
パリのアパルトマンの写真を見せられてきましたが、
パリのアパルトマンに住んでるわけじゃないですから、
そんなもの、本当は参考にならない。

そういうのじゃなくて、
日本の風土と家の構造に合っていて、
しかもリフォームしなくても可能で、
そんなインテリアの写真、なくはないですが、少ないです。
で、あったとしても、
実際にそこに自分で身を置くことができないので、
体験できません。
インテリアに関しては、圧倒的にこの体験が少ない。

写真だけではだめで、
リアルなものに触る、そしてその空間に身を置かないと、
本当の意味で、身についてはいきません。
料理で言ったら、
写真とレシピを見ているだけでは、
味がわからないのと同じことです。
写真とレシピを見続けたところで、
おいしい料理は作れません。

生活しているというだけで、
料理、衣服、インテリア、庭があったら庭と、
多岐にわたる分野で何かしなくてはなりません。
これを全部ちゃんと習得しようと思ったら、
膨大な時間がかかります。
私の場合、衣食住のうち、
衣と食にはそれなりに時間をかけたけれども、
住は全然足りない。
だからそれが私のこれからの課題。

それと同じように、
何かを判断しようとするとき、
ある一定量の知識と経験がないと、できないでしょう。
それがないのにやろうとしたら、うまくいきません。
それはどんな小さな分野についても、そうなのだろうと思います。

で、なんで今日、こんなことを書いているのかというと、
かなりの多くの人が、特別関心があることがない、続けている趣味もなにもないと、
おっしゃるのです。
けれども、生きていれば、少なくとも衣食住は関係あるはずだし、
結婚しているのなら、男女間のコミュニケーション、
そして子供がいるなら子育てが関係してきます。
これらすべてある程度の基準をクリアしようと思ったら、
ものすごい時間と労力がかかります。
例えば料理と決めたら、10年ぐらいは普通にかかる。
なにも関心がないとおっしゃる方が、
もう衣食住は全部やった、男女間のコミュニケーションも習得、子育てもOK、
なんてことはない。だってこれ全部やるのに、年齢が30や40じゃ無理。
だとしたら、こんな身近なところから1つ関心を持って始めるのがいいのではないでしょうか。
とにかく、何もやらないなら、それだけ年はとっていきます。
もちろん、なにも関心がない人生も、選べますけれどもね。

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