2016年5月10日火曜日

物語が必要

きのうのイベントで集客するには、キャラクターを知ってもらう必要がある、
という話の続きです。

どうしてキャラクターを知ってもらう必要があるかというと、
キャラクターを知って、
その人となりを知ることによって、
そこに物語が生まれるからです。
イベントは、そのときのセンテンスではなくて、
途中の章か、または結末ではなくてはいけないわけ。

テレビのドキュメンタリーなんかでありますよね。
こういうメンバーが集まって、
こういういきさつがあって、
それぞれ奮闘して、
障害があって、
一時開催が危ぶまれて、
それでもなんとか当日を迎えて、
無事に終わりましたという、
あれが必要なんです。

変な言い方なんだけれども、
チケットを売った時点で、
成功か、失敗かは決まっているの。
演奏中にどんなミスがあったとしても、
それは関係ない。
見に来る人がいるかどうかが、
成功の目安。
誰も見に来ないのだったら、
どんなにいいパフォーマンスをしても、
それは失敗。

そんなことないって?
いい演奏をしたら次に続くだろうって?
もちろん、そういう面もあります。
だけれども、1回の演奏で、
それから以後、引き続きずっと来る人なんていうのは、
ほんの少し。
そもそもそのほんの少しの分母が少ないのだったら、
そんなことを考える意味はない。

例えば、あれはいい舞台だったね、
ということになったとしても、
同じ舞台を再現することはできません。
だから、そのときに人が集まるかどうかが重要です。
だからこそ、キャラクターを知ってもらい、
そこに物語を想像してもらう必要があります。

服だって、バッグだって、靴だってそうでしょう?
そのものだけじゃなくて、
どういう歴史のあるブランドで、
デザイナーはどんなことを考えている人で、
こういういきさつで作られました、
その服です、というほうが、価値が高いわけです。
どこの誰が、どんな環境で作ってるかもわからないような服よりも、
物語がついてくる服のほうが価値が高い。
そのためには、商品以外の部分を知ってもらわなければならないわけです。

例えば、フジコ・ヘミングさんがそう。
ドキュメンタリーが紹介され、
数奇な運命という物語が知られることによって、
ブレイクしたわけでしょう?
そういうことです。

すべてそうです。
物語が必要です。
そこまでどうやってきたか、
これから先どう続くのか、
私たちが欲しているのは、
そこなのです。


☆「ファッション・レッスン」「インテグレート・ヒーリング(キネシオロジー)」等、各種セッションのお知らせはこちらです。