2016年2月21日日曜日

コミュニケーションの練習

演劇部における演技の練習でとても大事なのは、
誰かの話を聞いているときの演技です。
主役こそ、たくさんせりふを言っていますが、
その他の役は、出ている時間の大半が、
誰かがせりふを言うのを聞いている演技をしなければなりません。


実際は、聞いている演技ではなくて、本当によく聞いています。
しかもとても集中して聞き、
かつ、誰かが言ったことに対してのリアクションをとります。
そうしなければ、演技にならないからです。

また、芝居ならではの会話というのもあります。
例えば、
「きのうは何をしていたの?」と聞かれた場合、
一般的には、
「きのうは朝から近所のショッピングモールに車で行って、
○○という映画を見たらとっても面白くて、お昼にイ―トインでカレーを食べて、
お店を見てから帰ってきた」というふうに答えるかもしれません。
しかし、これでは面白い会話ではありません。

これを芝居風にすると、
「きのうは何をしていたの?」
「きのうは朝早く起きて」
「なんで」
「だって、映画が9時半だから」
「何の映画?」
「○○」
「面白かった?」
「うん、私、あの監督好きだから」
「何撮った監督だっけ?」
「△△」
「そうか、あれ、見た。面白いよね」
「私も見た。面白かったね。
でも、きのうの映画、すごい長かった。映画館出たら1時だったもん」
「じゃあ、おなかへっちゃうね」
「うん、だから、お昼はあそこのイ―トインにある、
大盛りカレー食べたんだよね」
「あ、俺も食べたことある」
などというふうに、
会話を分解させて、
相手の興味を引きつつ、盛り上げる形に変えます。
簡単に言うと、
1つのセンテンスを短くして、
完全に情報を話さず、
相手の興味を引き続けるのです。
そうすることによって、会話は弾んでいきますし、
同時に、相手のことを聞き出すことができます。

演劇部というのは、
これらの訓練を延々とするわけです。

あるとき、私は自分の会話の仕方が、何となくみんなと違うなと気づいたのですが、
それはまさにこの演劇部形式がきっちり身についたからなのでした。

残念ながら、日本では会話や発声の授業はありません。
もちろん、会話の弾むコミュニケーションのとり方など、
習いません。
しかし、これができるとできないとでは、
その後の人間関係に大きな影響を与えるほど、
重大な問題なのです。

ときたま、会話が続かないとか、
話が盛り上がらないというお話を聞きますが、
コミュニケーションも練習すれば上達します。
演劇部以外の人は今までやってこなかったのだから、
できなくて当然です。

これができるようになると、
知らない人とでも話を盛り上げることができます。
できるようになりたいと思ったら、
どこかへ習いに行くのがお勧めです。




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