2016年1月3日日曜日

読んだだけでは身につかないわけ

お料理の本でも、何かのその他のテクニックの本でも、
読んだだけではなかなか身につきません。
読む、理解する、実践する、
そして初めて身につきます。

私のファッション・ブログのほうに、
かなりのことを書いていますが、
読みましたとおっしゃっていらした方に、
例えば3色ルールのコーディネイトを、洋服の実物を使って説明すると、
「やっとわかった」というふうにおっしゃいます。
それまで、読んで、理屈はわかっていても、
実際に理解はしていなかった、ということです。

これだけたくさんの料理本が出版され、
ネット上ではたくさんのレシピが公開されているにもかかわらず、
料理上手がふえたという話は聞こえてきません。

それについてはいろいろなことが言われています。
いわく、
「習熟度は払った額に比例する」
まあ、それも一理あるとは思います。
でも、そうなると、図書館の完全否定になります。
図書館の本は、無料で読みましたが、
理解しなかった、
ということではない。
また、ヨーロッパの大学の多くは授業料が無料ですが、
だからといって、学生に全く知識や教養が身につかなかったわけではないです。
逆に、高い授業料を払っても、全然身についていない人たちもいます。
学校出たのに、それについてやらないとか・・・

原因は払った額ではなく、
文章のインプットと、
実践とのあいだの距離だと、私は思います。
つまり、文章上での理解と、実践との架け橋がないのです。
そこには橋がかかっていないので、
アウトプットできない人が多いのです。

例えば、本を読んだだけでは自動車は運転できないでしょう。
それを埋めるのが自動車教習所です。
どんなにたくさんの料理本を読んだところで、
優れた料理人にはなれないでしょう。
それを埋めるのが料理学校です。

だから、どんなに私がファッションの知識を無料で提供したところ、
別におしゃれな人がふえたわけではありません。
そうでしょ?

私自身も振り返ってみて、
料理、特にお菓子作りがうまくできるようになったと感じたのは、
コルドン・ブルーの日曜日のお菓子コースで、
毎週、お菓子作りをちゃんと先生にならってから。
料理本はたくさん読んでいたけれども、
それまではなかなかうまくできませんでした。
そういうものなんです。

平面の知識を立体化するためには、
その間に架け橋が必要で、
それは、文章を読んだだけでは築けない。
別に、無料の文章の価値がないわけではないです。

実際に習った人たちは、
架け橋ができるので、
理解が立体化します。

これはその他のどんな分野にでも言えること、
料理だろうが、編み物だろうが、同じ。

架け橋を誰かに作ってもらいにいくか、
または、何年もかけて自分で実践しながら作り続けるか、
どちらかだと思います。


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