2015年12月5日土曜日

ある程度の距離感が必要

キネシオロジーのセッションって、
究極、何をしているのかと言えば、
すべての「不幸」を生み出している思考、記憶、概念、信念の除去です。
ですからそれは掃除や片付けに非常によく似ています。
禅寺のような空間を作って、
そこに簡単に「幸せ」が入ってくるのを待つわけです。

しかし、禅寺でさえ、
毎日、掃除をします。
庭はきれいにほうきで掃きます。
以前、大学のゼミで禅寺合宿へ行きましたが、
まずやることは、お部屋の掃除でした。
私たちの目にはとてもきれいに見えるのに、
住職から見たら、そうではないらしいのです。

そんな、美しく、もののない禅寺でさえ、
毎日、掃除するのですから、
私たちの日常もそうでなくてはなりません。
ヒーリングが進んで、
かなりのごみが片付けられたとしても、
毎日、多量のごみが入ってきたのでは、
意味がありません。

今月も、小田急線の「ODAKYU HOME」という冊子がやってきました。
そしてまたしても、林真理子さんがとんでもないことを書いています。
「日本のレストラン」という題名の文章の中に、
こんな一節があります。
「「日本の女性は、ステータスはないけれどもパワーはあります」
そう答えたのも昔の話。現代の女性たちは、パワーはもちろんステータスもある。
努力して多くの女性たちが手に入れてきたものだ。
私はお喋りしながらおおいに飲む若い女性たちに、未来の管理職を見て頼もしく思うのである。」
(ODAKYU VOICE 2015年12月号 10ページより引用)

なんという現実認識。
これが日本の有名な作家の認識だとしたら、
どこをどう見たら、こんな考えになるのか、
理解不能です。

日本の女性のステータス、つまり地位は、
先進国の中でぶっちぎりの最低レベルです。
男女の収入格差もひどさも同様です。
女性管理職の割合の低さも、もはやお話にならない程度。
若い女性の多くが非正規雇用なのに、どうして彼女らが管理職になるのでしょうか?
はあ?
なんですか、これ?

ただ、純粋にこの文章を何気なく読んでしまった人たちは、
これを信じてしまう可能性があります。
けれども、この間違った日本の現実の事実認識を読んで、
頭に入れてしまったら、
これもまたしても思考の「ごみ」となるでしょう。

この文章は最後、こう結ばれます。
「日本は結構いい国ではなかろうか。」

うむ。
これは、もしかして、意図的な刷り込みのための文章なのかなと思います。
日本の女性の地位が低いなどということは、
誰にとっても常識レベル。
で、それを知っていて書いている。
そして、最後の結論に無理矢理持っていこうとしている。
彼女、誰からお金をもらってるんでしょう?
お金をもらうと、
どんな嘘でも書けるのでしょうか。
それとも、事実を歪曲して見る目が養われるのでしょうか。

ま、こんな感じで、
日々、要らないごみたちは、私たちの思考に侵入してきます。
しかも、それらいい人を装っているから始末に悪い。

親も学校も会社も、
「あなたの幸せを思って」という態度をとって、
私たちにある思考や信念、概念を植え付ける。
けれどもそれらすべて、
私たちを「幸せ」から遠ざける原因になっているのです。
せっかくセッションできれいにしても、
また同じように入れてはだめです。
そしてもし入ってきたのなら、
また掃除しなければなりません。
そう、あの禅寺のように。

たぶん、禅寺もそうだと思いますが、
こういったものから、ある程度の距離をとることは必要だと思います。
あ、これはごみだわ、
持ちかえってはいけないと瞬時に判断できるようになるまでは、
遠ざける必要があるでしょう。

ごみは、そこかしこにあります。
持ちかえらないように。

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