2015年11月17日火曜日

大きな視点の欠如

きのう、自分で書いていて、自分ではっとしたことなのですが、
ファッション誌のスタイル写真、
モデルが街角に立っているとしても、
日本にはないような、フランスのカフェや花屋のようなお店とか、
レンガの建物の前なんかに一人で立って写っているものが多いです。
よく見せるためにそんな場所が選ばれるわけだけれども、
現実に、そんなところに私たちはめったに行きません。

そんな写真ばかり見ていると、
そこに写っている服が確かに素敵に見えます。

けれども、私たちはほとんど誰かと一緒の空間の中でコートなりジャケットなりを着ています。
空間にただ一人というのは、自分の部屋や家でのことだと思いますが、
そんなときは部屋着や何かで十分です。
人目がなかったら、着るものも変わります。

このほかの多くの人と一緒にいるという視点の欠如が、
スタイルの欠陥になっている場合が結構多いと思います。
だから、それを防ぐために、私はいつも、
具体的なシーンで考えてくださいと言っています。

それは例えば鎌倉のフレンチカフェでお茶をしているところとか、
そんな具合です。
そうすると、その空間には1人だけしか存在するというわけではない、
ということがわかります。

「コンカツ」向けのファッションも、それを考える必要があります。
コンカツパーティなるものへ行ったなら、
似たような服装のその他の女性もたくさんいるわけです。
その中でどうするかという視点がなければ、
その他大勢で終わりです。
狙ったつもりが埋没です。

鏡の中のスタイルで、それが完結したわけではありません。
大きな視点を持ち、
関係性の中で考えなければいけません。

抜け出せるのは、大きな視点を持てたときです。
小さいままだと、それがすべてに見えるから。

今年はどうやら暖冬らしく、
まだコート姿の人は多くいませんが、
これから年末へ向けて、街がダークな姿の人であふれるでしょう。
そのときどうするか。
ちょっと考えてみると、いいと思います。


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