2014年9月7日日曜日

レーヨンという素材


レーヨンは、その名前をフランス語のrayonを語源としている、
というか、まんまじゃないのか、という素材です。
(エリック・ロメールの作品に「緑の光線」というのがありましたね、あれと同じです)

このレーヨン、ドレープがよく出るので、
最近、多くのアイテムに使われています。
パルプが原材料なのですが、
パルプということは、紙と同じなので、
ウールやシルクなんかに比べて、
原価が安いはず。

レーヨンは製造過程で、二酸化炭素という毒性の強い化学物質を発生させるので、
ちょっとどうなのかしら・・・という素材です。
(パタゴニアでは使用しないと宣言しています)
それに対して、リヨセルは無害な溶剤を使うので、
選べるならリヨセルを選びたいのですが、
リヨセルは、まだまだあまり使われていません。
たぶん、原価が全然高いのだと思います。
リヨセルは、いわばブランド素材です。
(製品名はテンセル)

で、このレーヨン、パルプからできているので、
水にめっぽう弱い。
つまり、雨に弱いです。
弱いって、どうなるかというと、
まず、紙が濡れたときと同じような感じになります。
変な硬さが再現され、破れやすくなります。
おまけに、水にぬれると縮みやすい。
レーヨン100パーセントだったら、確実に縮みます。

できるなら、レーヨンは避けたい素材です。
この雨の多い日本で、雨に弱い素材なんて、
それは無理です。
雨に弱いんだから、汗にも弱いです。
雨も、汗もだめなんて、少なくとも夏物としては失格。

だけれども、どういうわけだか、メーカーさんたちはレーヨンがお好きでして、
かなりいろいろなところで使われています。
ポリウレタンと同じように、どんな高級ブランドでも使っていますから、
高いからレーヨンなんて使ってない、
というわけではありません。

私もなるべくレーヨンは買いたくないので、
ずっと買わないでいたのですが、
この前、間違って、レーヨンのものを買ってしまいました。
案の定、洗ったら縮みました。
(ドライとかいてあるのを無視して手洗いした結果です)

そんな嫌いなレーヨンですが、
今売られているほとんどのヴェルヴェットはレーヨンです。
ヴェルヴェットはあまり洗わないし、汗もあまりかかないような時期に着るので、
よしとします。

値段と素材の原価は比例しません。
買うならリヨセル。
リヨセル、もっと頑張ってほしいです。

☆写真:相模湾に釣り糸をたれる。何がつれるのでしょうか?私のつりざおじゃないです。

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