2014年9月22日月曜日

憧れのバレリーナ

2015年秋冬のボッテガ・ヴェネタのショーは、
バレリーナのリハーサルの後、のような雰囲気のスタイルから始まりました。
バレリーナになりたいと思ったことがある女の子は多いと思います。
それは踊るということも含めて、
あの衣装やふわふわした練習着に対するあこがれもあったからでしょう。

ボッテガ・ヴェネタのショーを見て、
私も中学校のときのバレリーナの友達を思い出しました。
さっちゃんというその子は、
脚は長く、顔は小さく、しかも美少女で、
理想のバレリーナでした。
お母さんは洋裁が得意で、中学校の制服まで作ってしまう実力。
さっちゃんは家庭科の課題をいつもお母さんにやってもらっていて、
中学1年生の出来栄えとは思えない、
あまりに立派な花の刺繍のついたバッグを提出して、
先生が苦笑していたことを覚えています。

バレエの衣装や練習着の、あのふわふわしたやわらかいものは、
鍛えた肉体の上にのるから美しいのであって、
そのストイックな雰囲気も、またこちらの憧れの対象になります。
なぜなら私たちは、あそこまでストイックに肉体の訓練を追求できないからです。

強靭な肉体の上にのせられた、
ふわふわしたはかなさは、
これからあと10年は続くであろう、ファッションのテーマです。

ダンサーのための服は、
鍛えていない肉体にとって危険なものですが、
それが似合うようになろうとするのは悪いことではない。
私の友達だった美少女バレリーナのさっちゃんも、
強靭な肉体と精神の持ち主でした。

か弱く、はかないだけではない。
何年もかけて作り上げた強さを内包している。
少女たちがバレリーナに憧れたように、
少女でなくなった私たちもまた、
あの気持ちを取り戻し、違う方法で向かうのもまた、
美しいのではないでしょうか。

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