2014年9月13日土曜日

続けてみると発見がある

ほとんどの人にとって、パリコレクションもロンドンコレクションも関係ないと思いますが、
興味を持っているならば、
ずっと見続けているといいです。
そこには必ず発見があります。

きのうはニューヨーク・コレクションで発表された
マーク・ジェイコブス先生の作品(商品)を見ていたのですが、発見がたくさんありました。

まずマーク先生、ルイ・ヴィトンを辞めてしょんぼりしているのかしら?と思ったら、
さにあらず。
初期のころのマーク先生の作風を彷彿させるコレクションになっていて、
まさに本領発揮。
初期のころってどんなの?知らないという方も多かろうと思いますが、
私のファッションレッスンのレベル2を受けた方はご存じなんですよ。
コーディネートの見本としてお見せする、紺色のポケットが4つあるジャケット、
あれ、マークの今はもうないディフュージョンラインのもので、
買ったのは1998年頃なんですよ!
質問されなければお答えしていないので、まさかそんなに古いものだとは、
ほとんどの人は気づかなかったはず。
でもあれがマークの初期の作風なのです。
で、戻ってきました、お得意のポケット4つのミリタリー・テイストのジャケット。

またミリタリーと同じ流れで、カーキ色のいろいろなものがたくさん出ていました。
カーキって、カーゴパンツとモッズコート以外は実際、あまり売っていません。
カーキのカシミアニットなんて、見たことないでしょう?
しかし、マーク先生はあらゆるアイテムをカーキで作ってきました。

マーク先生みたいに、長続きするデザイナーは、自分の作りたいものをただ出すのではなくて、
ちゃんと流れを読んで作品を発表します。
フードのついたスウェット地のジャケットみたいなのも出ていました。
ほかと何が違うか。
体に対する空気の割合が違うのです。
かなりビッグシルエットになっていました。
つまり、こういうことです。
スウェットシャツ、形は変わりようがないけれど、
今のシルエットは違うんだよ、と。
2000年代の身体にぴったり寄り添うタイプじゃなくて、
だぼっと着る、どちらかといえば、80年代のようなシルエットが、
また今の気分なんだよということがわかります。

そのほかにも、ほとんどのスタイルにスライド型のサンダルをあわせていました。
これも同じ。
このスタイルにサンダルをあわせるのが今の気分なんだよ、ということなんです。

ペンシルスカートと呼ばれる、ひざ丈のタイトスカートが最近復活していますが、
あれも同じこと。
あれにナチュラルストッキング、5センチヒールの黒パンプスをはいたら、
それは今の気分じゃないのです。
あそこにスニーカーやスリップオンをあわせたり、
ソックス+サンダルをあわせるから、ひざ丈スカートが新しく見えるのです。

これは流れです。
だから今だけ見てもわかりません。
ほとんどの人は流れとしては見ていませんから、
どちらに向かうのかわかっていません。
だから、私がファッションレッスンで何を買い足したらいいかアドバイスするときは、
流れを見てお教えしています。
流れに逆行してはだめなのです。

買うとか、買わないとかに関係なく、
好きなブランドがあったら、それだけでも毎シーズン観測するといいと思います。
そうすると、必ずわかることがあります。

(あれ、なんかこのボリューム、月曜日にファッションのほうに書いてもよかったな~。
もうちょっと付け足して、そうしようかな~。
まあ、ここはたたき台エリアなんで、重なったとしてもお許しくださいませ)


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