2014年8月17日日曜日

花と毒


幼稚園の頃から、種をまいて花を咲かせるのは好きでした。
園芸は、私にとって随分長い間の趣味でしたが、
バラを植えたいと思ったのは、20代になってからでした。
それには理由があります。
当時のバラ栽培の本には、必ずケミカルの殺虫剤や殺菌剤の使用についての記述があって、
あたかも、それなしではバラは咲かないような書き方でした。
私はケミカルの薬を、しかも噴射して使うのが嫌で、
バラはずっと敬遠していました。

それが、1994年ごろでしょうか。「BISES」という雑誌を偶然、友だちのうちで見ました。
今でも忘れませんが、モネの庭の写真が表紙でした。
そこには、バラを無農薬、または木酢液などの、
オーガニックな消毒で育てている人たちの記事が出ていました。
そして、そこには今まであまり見たことのない、
オールドローズと呼ばれる平らで、花弁が重なった淡いピンクのバラや、
聞いたこともない、イングリッシュ・ローズという種類のバラが載っていました。
そこからです、私がバラを植え始めたのは。
95年にイギリスからオールドローズとイングリッシュローズの苗を個人輸入して以来、
私はオーガニックな方法でバラを育てています。

けれども、オーガニックな花育ては、今でも少数派です。
特に、商品として売られているきれいな花には、相当な農薬が使われているはずです。

きのう、インテグレート・ヒーリング(キネシオロジー)のセッションをしていて、
ある症状が出る原因を調べていました。
そうしたところ、お稽古ごとのお花が原因だと出ます。
なぜ、お花がいけないのか、最初はわかりませんでしたが、
もしやと思って、それは農薬のかかった花をさわるからかどうか聞いてみたら、
そのとおりでした。

生け花やフラワーアレンジメントなど、花を扱う趣味やお稽古ごとはたくさんありますが、
合わない人にとっては、それが体の不調の原因になっているとは、
言われてみれば当たり前ですが、きのうまでそんなことは考えたこともありませんでした。

私は相変わらずケミカルの農薬は使わないし、
最近はすべてほったらかしで、何もしないので、花はぼろぼろです。
けれども、そのぼろぼろの花のせいで、私が具合が悪くなるということはありません。
春先も、ゾウムシのせいで、つぼみは少なくなりますが、
最近はもうあまり気にしていません。
それよりも、ケミカルな薬を使わないほうを選んでいます。

どちらを選ぶのか、
常に私たちは試されています。

☆写真:シュウメイギクが咲きました。もう秋? 

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