2014年7月22日火曜日

ずっと続けられるものを見つけてね


この前、図書館へ行ったおり、ふだんは見ない女性誌を見ました。
多くはスタイリストの方々ですが、高価なブランドバッグを「買い」として紹介しています。
別にこの雑誌だけではなくて、
多くの雑誌がこういった誰かのお買い物を紹介しています。
40万円のバッグを今年の夏は買います、とか。
しかし、日本の女性のどれだけが、本当にこんなお買い物の仕方をするのでしょうか。

きのう労働実態のいろいろな統計を見たのですが、
暗澹たるものばかりでした。
OECDジェンダー白書には、
日本の子供を持つフルタイムの女性労働者の平均賃金が男性の39パーセントと、
OECDの平均以下、もちろんOECD30カ国のうちの最低国です。
また、ジェンダーギャップ指数ですが、日本は105位です。
(ちなみにイギリス18位、アメリカ23位、フランス45位です)
日本企業の多くには男女間の(最近では正規と非正規の)「賃金差別」があります。
これは個人の努力ではどうにもならない問題です。
(ほとんどの先生はこのことを教えてくれません。
だって、彼ら、企業に勤めたことないですから、実態を知らないです)

おまけに、労働環境は年々悪くなっています。
今のところ、よくなる兆しはありません。
よくなるどころか、働く人にとって悪くなる政策ばかりが掲げられています。
アパレル会社の多くもそうですが、彼らは法律を守りません。
残業代も払わなければ、必要な休憩時間も、安全規定も無視です。
しかも今ではそれが男性にも広がっています。
これはシステムなので、努力の問題ではありません。

ジェンダーギャップ105位の国で、
高価なバッグを買える女性はごくわずかです。
それなのに多くの雑誌が、
あんなに高価なバッグを持つのがあたかも当たり前かのように宣伝したら、
それを読む側はそれだけでストレスです。
雑誌は、もはやストレスです。

で、言いたいのは、前に書いたことと同じですが、
これを読んでいる、特に20代、30代の皆さんに、
(もちろん40代も、50代も同じね)
ずっと続けられることを見つけて、
そして本当に始めて続けてほしいということです。
最低10年はやるべきです。
最終的に助けてくれるのは「会社」ではなくて、
自分で長年かけて築いてきたものです。
どんな小さなことでも細く長く続けたら、それは力です。
リストラにあいそうになっても、そのことが心の支えになります。
すべてを費用対効果で考えて、
今すぐ利益が出ないからと、最初からやらないという態度では、
何も始めることができません。
洋服にお金を使わないで、そっちに使ってといつも言うのはそのためです。
洋服は、いざというとき、助けてはくれません。
20代の頃、高価な服やバッグは買わなかったけれど、
習いごとにお金を使ったなら、その結果は40代で必ず出ます。
それだけ長期戦です。
夫も永遠ではありません。
それは他人との約束です。
人間は変わります。
離婚したら、そこで終わりです。
助けてくれるのは続けてきたものです。
自分と自分の約束です。
芸は身を助くです。
本当に、そのとおりです。


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