2014年6月30日月曜日

今年の流行りはあるのか、そして服を選ぶための知性

毎年、何かしら今年の流行りはこれ、というものがあるのですが、
街ゆく人を観察していると、
今年ははっきりした流行がないように見えます。
売る側としては、「オールインワン」、いわゆるつなぎを多く提案してきていますが、
選ぶ人は少ないです。

あと、消費税増税の影響で、
まずは服を買うのを控えたということもあると思います。
バッグはどうかわからないけれど、
服は動いていないでしょう。
つまり、みんな新しいものをほとんど買っていないということです。

これは今年だけの話ではなくて、
時代は確実にこちらのほうへ動いています。
経済に成長はなくて、
定常を維持できれば上等です。

服は着ているとだめになりますから、
その部分については新しく買わなければなりませんが、
そのほかの部分は定常で、維持です。
定常で維持するアイテムと、
消耗品で買い替え必要アイテムにきっちり分けて考えざるを得なくなります。
(私がファッション・レッスンで提案しているのはこれですけど)

多くの人の、「長く着られるもの」を選ぶ基準が、
今まではほとんどの場合、価格だったと思いますけれど、
それだけでは足りなくなると思います。
特にアパレルの場合、価格のつけ方が恣意的ですから、
当てになりません。

服選びはこれまで、感性の部分ばかりが強調されてきたと思いますが、
私は知性も大切だと思っています。
感性というのは感覚で、それはだまされやすいです。
そして、もう随分長いあいだ、多くの人がだまされてきました。
だまされないためにも知性は必要。
今だけ、自分だけ、ここだけよければそれでいいというやり方は、
もう通用しないでしょう。

「洋服」を選ぶという行為に必要な知性とは、
世界経済、
法律、
為替、
農業(なぜなら綿は農作物だから)、
フェア・トレード、
世界中の文化と芸術、
哲学などです。
これらについての理解がなければ、
選べない。
だから、少しでも知っていくことが重要だと思います。

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