2014年6月24日火曜日

いいものを見分けるために

いわゆる目利きになるためには、
いいものを見て、触って、感じ続けるしかありません。
それは絶対的に数の問題。
ただ、本物となると、
住んでいる地域によって、それらに触れることができるかどうか、
どうしても差が出てきます。

文学や文章については、
図書館があったり、今ではネット上に公開されているので、
誰でも触れることができますが、
美術、音楽、そしてファッションも、
地方だとおのずと難しいです。
それは残念だけれども、本当にそうです。

では、地方に住んでいるから無理なので、
あきらめてしまうしかないかというと、
そんなこともありません。
ないならないなりに、できることはあります。

ファッションについては、今、多くのコレクションがインターネット上で公開されますので、
自分が好きなブランドがあったら、
それを追っていくといいと思います。
ある程度、時間をかけて追っていくことによって、
バランスやスタイリングの傾向など、つかめてくると思います。
そしてある程度、わかってきたら、
有名ではないけれども、自分の好みにぴったりはまる、
小さなブランドを見つけるといいと思います。
それは世界じゅうに散らばっています。

また、それとは別に、地方に住んでいるからこそ経験できる自然の美しさや、
神社仏閣の様式美など、何回も足を運ぶことで、
自分の目に焼き付け、体で覚えていくというのもいいと思います。
この両方のことをやり続けて、
本物に出会うそのときまで、基礎体力をつけておきます。

そのほかにも、近くに美術館やギャラリーがあるなら、
わからなくても、買わなくてもいいから通い続けるとか、
いけばなや茶道を習うとか、
身近でもできることはあるはず。

重要なのは定期的に通ったり、見たりして、
回数を重ねていくということです。
1回のルーブル美術館よりも、
毎日の積み重ねのほうがずっと効果があり、やがてそれは実力となります。

最後にもう一つ。
わからないからといって、やめてはだめ。
最近、何でも「わかりやすい」ということが高評価であると思われていますが、
それは大きな勘違い。
平均をこえたかったら、わからない、理解できない分野に入っていかないと。
わかるものだけやっていたら、
つまらないものしか集まりません。
自分自身を振り返ってみても、
わからなかったものこそが、
いまだに自分を離さないし、
自分の芯であり、目標になっています。

目利きというのは、一般平均が理解できないものを見抜く力を持つ人たちのことです。
わかりやすいものだけで過ごしていたら、
決して目利きの境地までは到達できないでしょう。
ということで、わからないところへ行ってみましょう。
今すぐにでも。

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