2014年5月7日水曜日

カラー診断のカラー・チャート

ファッション・レッスンを受けてくださったお客様の中で、
ときどき、カラー診断を受けたのだけれども、
その色を使うべきでしょうかというご質問をいただくことがあります。
私はそのつど、使いたかったら使えばいいし、
使いたくなかったら使わなくてもいいと答えてきました。
そうしたところ、きのう来たお客様は、
そのカラー診断のカラー・チャートを持参していらしたので、
拝見させていただきました。
中を見てびっくり。
色が少なすぎ・・・
私の持っているマンセルのカラー・チャートの100分の1ぐらい?
そんな少ない色の中から選ぶというのがまず驚き。
そして、これは予想はしていたのですが、
その色選ばれても着ないでしょ、買わないでしょという色が多いです。
特に春の色。
あの色のもので売っているのはスカーフとTシャツぐらい。
しかも、めったにはお目にかかれない色ばかり。
(なぜないかというと、そんな色、作っても売れないから)
きのうのお客様が選んでもらった色というのも、
それ、絶対買わない色でしょ、売ってない色でしょ、
第一、全然似合ってないでしょ、という色でした。

それからそのカラー・チャートの色はきっとオリジナルなのでしょうが、
色の名前や番号がありません。
マンセルだったらYRの何番とかなっているのですが、
それがない。
あれでは、どこかの誰かに伝えるとき、色番がわからないので、
伝えることができません。

ファッションを勉強した人や、実際に作っている人で、
あのカラー診断を利用しているという人は、聞いたことがありません。
まずいないだろうと思います。
なぜかというと、
あの色の中でだけ何か作れと言ったら、売れ残りばかり出てしまって、
大失敗しそうだからです。
しかも色が少ないので、小学校の限られた中で何か作りなさいという教材みたいです。
効率のために色が単純化されているのでしょうが、
端数を切り捨てて、多くのものにあわせるという態度は、
ファッションとは相いれません。

それでも、カラー診断を使うかどうかは、その人が決めればいいと思います。
ただ、私が受けたいかどうかと聞かれたら、いらないです。
世界にはもっといろいろな色があるし、
光、照明、室内、屋外、海、山、都会によって似合う色は違うし、
何より、そんな縛りはないほうがいいからです。

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