2014年5月20日火曜日

本当のブランド

本当のブランドとは何かという定義は、
いろいろあるとは思いますが、
「値引きをしないでも売れること」という定義を、
どこかで読んだことがあります。

値引き、つまりセールですが、
今、日本でセールをしていないブランドはどれぐらいあるのでしょうか。
ハイブランドは普通のセールは行いませんが、
アウトレットがあります。
でも、シャネル、エルメス、ルイ・ヴィトンあたりはしていません。
(それでも外国ではセールをしている模様)
日本のブランドでセールをしないところはあるのかな。
アパレルだったら、ちょっと思いつかない。
アパレルだったら、思いつかないですが、
そうでなかったら、たとえば和菓子の虎屋は値引き販売しないと思うのだけれども、
どうでしょう。
虎屋は値引きをしないでも成り立っています。

値引きをしないということにはいろいろな理由があると思います。
まずは、売れ残るほど在庫がないこと。
それから、あらかじめ値引きが設定された値段設定ではないことなど。
また、競合がいないということも大きなポイントかもしれません。

逆に言うと、いつもセールをしているアパレルは、
売れ残るほど在庫があり、
あらかじめ値引きが設定された値段設定であり、
競合だらけ、ということになります。
確かにそうです。

定価で買ったものが、あるときセールで売られていると、
がっかりします。
だから、定価で買うとしたら、セールにならないものか、
売れ残らないものを選びたい。
そう考えると、そんなものはなかなかありません。

アパレルはその性質上、売れ残りが出ないというシステムにはならないでしょう。
既製服になった途端、同時に売れ残りが発生するようになりました。
完全なるオーダーでもない限り、残るシステムです。
そんな中、ブランドの価値を維持し続けるのは難しいです。

でも、なりふり構わず値引きするブランドより、
値引きしないで頑張るブランドのほうがかっこいいです。
値引きしないで踏みとどまるためには努力が必要ですから。
そして確かにそういうところのものを選んでいったほうが、
安くはないとしても、結果的に長持ちしたりします。

たくさん作って、残って、セールで売り払うというシステムは、
そろそろ無理がきていると思います。
みな、つぎの道を探していると思いますが、
まだ見つけられないでいます。
でも、きっとどこかにあるでしょう。
行きすぎは、必ず戻ります。
アパレルはそろそろ行き止まりではないかと思います。

そういえば、日本では、みつばちトートさんは値引きしませんね!
だから、立派なブランドです。
オーダーした分だけ作るというやり方は、
小さいメーカーさんには向いています。

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