2014年5月2日金曜日

アパレル産業に資本主義の未来を見る

前から思っていたのですが、
アパレル業界とか、アパレル産業というものは、
流行という意味でもさきをいきますが、
産業構造といいますか、産業形態といいますか、
そんなものにおいてもかなりさきをいっているのではないかと思います。
だから、アパレル産業の歴史を見ていくと、
そのほかのもののたどる運命も見えてくるのではないかと思うのです。

きのうウェブの日刊ゲンダイで、
水野先生の、資本主義はもう終わっている、という記事を読んだのですが、
それはまさにアパレル産業がたどった道と同じで、
そうであるならば、もう今までの資本主義スタイルの産業は終わっているということです。
その意味で、1年前のバングラディッシュで起きた、アパレル工場の崩壊事故は、
象徴的な出来事です。
(あの工場で作っていたのはベネトンだった模様)

資本主義経済は、常に周辺を作ることで拡大していったわけですが、
もうその周辺は食いつくされつくしました。
日本においては、それは東北。
世界においては、それはアジア。
そして、日本でも世界でも共通して、使われたのは女性の労働力。

日本では、この前の地震で多くの縫製工場が廃業になったはずです。
そして、世界にも、それは違う形ではありますが、
何らかの形で終焉が見られるでしょう。崩壊事故はその1例です。

思えば、ブラック企業の走りもアパレル会社です。
創業者だけに異常な利益が集まり、そのほかについては、
法律は守らない、人権無視、そして残業代ゼロです。

日本は世界の縮図。
そしてアパレル産業は、資本主義の産業経済の縮図。
追っていくと、その未来が想像できます。

ここまで書いて、何が言いたいか、分かるかしら?
資本主義の終焉で、まず大きな影響が及ぶのが女性の労働者です。
それはアパレルも世界も同じ。
突然の解雇、事故、怪我、賃金不払いなど。
私は2000年に入る前にそれに気づいてしまいましたから、
時間がかかりながらも、つぎの道を模索しました。
時代は追いついて、
この影響はこれから多くの人に及びます。

今、仕事を辞めた、解雇になったというお話を多く聞きます。
いきなりその日がくると、対処が大変ですので、
徐々に準備をしておくのがいいかと思います。
準備に早すぎるということはありません。
バングラディッシュの工場崩壊は決して他人のことではなく、
利益を追求する企業で働く女性すべての写し鏡なのですから。

追記:まだインターネット・エクスプローラーで見ている方がいらっしゃいますが、今使っちゃだめだよ。ぜい弱性が見つかって、そのままなんだから。ちなみに私はFire Fox。

☆写真:はなみずき

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