2014年5月16日金曜日

流行の2つの流れ

流行には2つの方向があって、
1つはコレクションなどで発表されて、上からおりてくる方向、
もう一つは、いわゆるストリート・ファッションから上へ向かっていく方向です。
ストリート・ファッションから上へ向かっていくのは、
たとえば、スニーカーだったり、ダメージ・ジーンズだったりします。

一時期、このストリートからの流れが多かった時期もあったのですが、
最近の傾向を見ていると、
今はちょっと違うのかもと思います。
ストリートからは、ある程度吸収するだけ吸収して、
それが洗練されて、また上から流れてくる感じです。

ここ数日、発表されているクルーズ・コレクションや、
プレ秋冬コレクションを見ていると、
服に使われているテクニックが複雑になってきています。
ストリートでは、こんな複雑な服は着ていませんし、
テクニックもありません。

ストリートから影響を受けているのは、
スニーカーやリュックなど、
服以外のものが多い様子。
服はハイ・テクニック、
それ以外の部分でストリートからの味付けみたいな感じでしょうか。

ストリート・スタイルの服の多くは複雑なシルエットもパターンも必要としていません。
ですから、伝播するのに時間がかかりません。
ある一定量、広がってしまえば、それで終わり。
きのうも、またお年寄りがチェックのシャツを着ているのを見ました。
チェックのシャツはグランジからだけれども、
ストリートと同じように、下からの流れのものなので、
そういうものは簡単だから、すぐ流行って、
蔓延して終わり。
で、このサイクルが早くなってきた。
早いんで、下手すると、
着ているものがお年寄りと小さい子供と同じになっちゃいます。
さすがにお年寄りと同じだと、
もうおしゃれな感じはしないですから、
そこは避けたほうがいいかなと思います。

それにしても、お年寄りのカジュアル化の速度はすごい。
どこまでいくのでしょうね。
ジーンズ、スニーカー、チェックシャツ、
当たり前ですからね。

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