2014年4月3日木曜日

桜をみにいく

きのうは午前中、時間ができたので、
近所まで桜を見に行ってきました。
平日の昼間だというのに、大変な人出で、
しかも、ピクニックのように、ビニールシートを敷いて、
お弁当を食べている人たちが多かったです。

ここは川岸に桜が植わっているのですが、
私が行き始めた当初、15年ぐらい前は、こんなに人がきていませんでした。
それが年々、人がふえてきているような気がします。
これは不景気と関連があるのではないのかなと、私は考えています。

パリに行ったとき、エスプレッソ1杯でで延々としゃべり続けている若者を見たり、
イギリスでは、これも、もくもくとフィールドを散歩している人たちを見るにつけ、
景気が悪くなり、お金をかけて遊ぶということができなくなったとき、
結局、人はただしゃべったり、歩いたりするだけが楽しみになるのではないかなと思いました。
私もずっとお金がなかったので、
そのころは近所を散歩したり、ときには江ノ島まで歩いてみたり、
レストランには行かず、誰かと食事をしたいときは、家で3コース・メニューを作って出していました。
(デザートには必ずお菓子を2種類、たとえばタルトとシフォンケーキとか、作っていました!)

日本人にとって、歩いて、そしてしゃべってができるお花見というものが、
だんだんと、1年で最大の楽しみになっていくのではないかな、なんてきのうは考えました。
ただ、桜の季節はあまりに短いので、1年を通して何かしら、そういう楽しみがあるといいです。
散歩ができる道と、ちょっと休憩できる場所と、そんなもので十分。
水筒に好きなお茶でも入れて、小さめのリュックを背負って、
だらだらおしゃべりしながら3時間ぐらい歩くとか、
本当の楽しみって、そんなところにあると思います。

そのころ、そんなことをしようと誘っても、忙しいからと断る友達も何人かいましたが、
そんな人たちとは、今はもう付き合っていません。

ただ、そんななんでもないことが楽しいと思えるようになるためには、
何かしらの練習が必要なのかもしれません。
いつも、アドレナリンが出そうな興奮を楽しみにしている人たちにとって、
ただしゃべりながら歩くなんて、どこが面白いかわからないでしょう。
楽しい散歩の作法というものもあるものです。

たそがれていく国でどうやって楽しむかということは、
これから誰にとっても、重要な課題になると思います。

☆写真:近所の千本桜

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