2014年3月7日金曜日

変化を受け入れて


2014・15の秋冬は、シャネルもルイ・ヴィトンのコレクションも終わって、
そろそろ全部出そろったなという感じです。

ルイ・ヴィトン、すごい変わっちゃいましたね。
名前は同じブランドだけれども、中身は先シーズンとは、もはや別物という感じ。
ルイ・ヴィトンの服のラインは、マーク・ジェイコブスが頑張って作ってきて定着した感じなので、
今回のデザイナー交代、そしてデザインの方向性の変更は意外でした。
(どうせ買わないから、関係ないんだけど)

ずっと同じ路線のものを作り続けていくか、
スタイルをどんどん変えてやっていくか、
2つの道があると思います。
どちらもいいところと悪いところはあると思いますし、
どちらの道を選ぶかはその人の好みの問題でもあると思います。

ただ、ファッションに関して言えば、時代の流れは絶対にありますし、
同じ路線をただ続けているというスタイルは合わないように思います。
芸術家だったら、それは問題ないのでしょうけれども、
服は美術館に飾られるものではなくて、
そのときに生きている人が着て、街を歩くものだからです。

ファッションを芸術と同じ並びで置くことが、日本でも過去流行りましたが、
それは失敗しました。
芸術作品は、あくまでそこに置いてあるだけで動きませんし、
誰かの体と一緒に運ばれて鑑賞するものではありません。

私がアパレルで働いていたとき、盛んに「クリエイション」という言葉でもって、
ファッションが説明されていましたが、
そのころ、「クリエイション」などと言って、いい気になっていたブランドは、
みな衰退しました。
自分のデザインした服を「創造物」などと呼ぶのは、あまりに傲慢だったのでしょう。
誰かが着て、やっと完成するということに対する理解が欠如していたのだと思います。

人にも、変化する部分と変化しない部分があると思いますが、
ルックスに関係する部分である服は、人の変化する部分を担っています。
変わっていって当たり前。
枯れない花は美しくありません。
生きている変化を、受け入れるということは、美しい行為だと思います。


☆写真:なんの植物かわからないけれど、銀葉がきれいなので撮りました。