2014年3月29日土曜日

NORMCORE(ノームコア)

きのう、ネットのBritish Vogueのコラムを読んでいたら、
ノームコアなるファッション用語が出てきたという記事がありました。
ノームコア、つまり肝入りノーマル。
今の日本語で言ったら、ちょー普通じゃん、みたいな感じでしょうか。

説明によれば、この言葉は最初、ウィリアム・ギブソン(そう、あのサイバーパンクの!って、私は読んでませんが)の「パターン・レコグニション」の主人公のスタイルだそうで、
ロゴ恐怖症の主人公がごく普通の服を着て、そしてロゴがあったら、そのロゴを切り取って着ているというところからきたそうです。
どうやらこの主人公は、服につけられた情報と意味から逃れるためにそうやっているようなのですが、今呼ばれているのはそういうことではなくて、みんなと違うを目指すのは疲れちゃった、だからみんなと同じ、ちょー普通でいいのよ、ということのようです。
(ここら辺、解釈は間違っているかもしれませんが)

そこでそのノームコアの見本として掲載されていた写真はほとんどがモデルで、
黒スキニージーンズ、Tシャツ、バイカージャケットというようなスタイルです。

これがこれから流行ると言われているようですが、こんなスタイルは、名前こそついていなかったけれど、前からみんなしていたことだと思いました。

特にファッション業界ではそうですが、毎日毎日、デザインされた過剰なものを見ていると、
お腹がいっぱいになるんです。
それは毎日、豪勢なフレンチのフルコースを食べているみたいなもの。
そりゃ、毎日だったらあきます。
たまのフレンチのフルコースはいいですが、
毎日はご飯とお味噌汁がいいよね、みたいな感じになってきます。
それがたどりつくのがちょー普通です。

昔から、デザイナーはジーンズに白シャツという人が多いです。
女性のデザイナーも黒子みたいな格好をしている人がほとんどで、
毎日、疲れちゃうような大げさな格好をしている人は少数派です。
(いなくはないです。います)

一方、モデルというのは、これもまた、毎日毎日いろんなごちゃごちゃした服を着せられるわけです。
だから、日常は普通の疲れない服がいいわ、となるし、
第一スタイルがいいですから、そこら辺にある普通のものが一番かっこいいわけです。
スタイルがよければよいほど、服がごちゃごちゃしていないほうがかっこいいです。
そういえば、どんな服着てたっけというぐらいでいいのです。
(ここら辺のことは、前におしゃれブログのほうにも書きました)

ただ、これらはファッション業界という、普通とはちょっと違う特殊な業界の人たちの話。
そうではない普通の人たちの間にも広がるだろうと言われているらしいです。
けれども、もうすでにそうである人たちはそうでしょう。
今さらラベリングされなくても前からいたよね、と思います。
日本だって、ボーダーシャツにジーンズ、トレンチコート、スニーカーという、これもまたちょー普通の人たちは、随分前からたくさんいました。
それから、理系の大学の男子に多い、チェックのシャツにジーンズだって、ちょー普通だし、みんな同じです。
日本では逆に得意分野かもしれません、ちょー普通って。

今さらなぜこのスタイルに名前がつけられたかは知るよしもありません。
そして、名前をつけることによって、どんなメリットがあるのかもわかりません。
アメリカ発祥ということなので、マーケッティングのためでしょうか?
さて、わかりません。

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