2014年3月21日金曜日

次にくるもの

2012年の段階で、私はファッションの流れはこれからロマンチックへ移行して、
シルエットが変わり、フリル、レース、ドレープ、プリーツなど、装飾が過剰になると書きました。
現在、そのとおりになっています。
では、その次にくるものは何か。
それは大体予想がついています。

シルエット、フリル、レース、ドレープなどは、服の構造や装飾に関するものです。
それらについては、ほぼ出そろったと思っていいでしょう。
これ以上、付け加えるところはありません。
今は、今まで使われていなかった古い手法をあちこちから引っ張り出して、
久々に手にとってみたら新鮮に見える昔のジュエリーのように、
また使ってみているという状態です。
こうやって、古い手法の焼き直しがひととおり終わったら、
次は、その意味するところが吟味されます。
服それ自体にもっと意味を持たせるようになると思われます。

そして服はもっと神話的、呪術的、象徴的になっていくでしょう。
そう言えば、私も最初の段階で、女神のようなスタイルになると書いていました。
今はまだ、構造の変化だけで、女神領域までは達していません。
女神のようなとか、物語のお姫様のようなとか、
もっと服そのもの、スタイルそのものが意味あるものになっていくと思います。

それと同時に、ディテールは象徴的なものになります。
たとえば、ジャケットの裏にマントラのような言葉がプリントされたりとか、
何かを象徴するアクセサリーや刺繍、アップリケなど、
それがあることによる意味が強調されると思います。
単なる飾りではない、もっとその先の意味があるもの。
花はただの花ではなく、
バラであるとしたら、ヴィーナスの象徴であるとか。
(十二星座のシンボルはもうすでに出現済みです)

象徴なので、意味は1つではありません。
何重にも重なり、どこまでも深読みでき、わかる人だけにわかるというような、
そんなシンボルが使われるでしょう。

これらは大昔、ギリシャ時代や、そしてもちろん日本の古代においてもなされていたことです。
意味のある色や形を着るということ。
これが、現代の新たな解釈で復活します。
服にとって、この流れはとても面白いです。
問題なのは、それを楽しめる環境にいられるかどうか、ですね。

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