2013年3月7日木曜日

次の秋冬コレクション

きのうあたりから、湘南地方は一気に春めいてきました。
もうもこもこブーツはやめたほうがいいでしょう、という感じです。
ただ、日本列島は細長いので、まだまだ寒くて、雪がたくさん降っている地域もあるのですよね。
今年の雪は本当に大変だと思います。

さて、そろそろ各地のコレクションのレポートが終わりに近づき始めました。
あとはパリが少し残っているくらいかな。
昔と違って、今はネットでほとんどのコレクションが見られるので、大変便利です。
しかも時差がない。
昔は、2カ月後ぐらいにコレクションの写真が載った雑誌を買うまでわからなかったわけですから、
隔世の感があります。
そして、どのブランドもコレクションの情報を積極的に出しています。
秘密にはしないんですね。
それがかえって、宣伝になるということを知っているからだと思います。
昔は情報の流出を恐れていたわけですが、
知れ渡ってしまえば、誰かがコピー商品を作ったところで、
それがコピーだとばれますもの。

さて、ざっと全体を見渡してみますと、
次の秋冬シーズンは、まだまだみんなイメージの模索中というところだと思います。
かえって、春夏のほうが傾向がはっきりしていました。
それは軽さを表現するのに、春夏のほうが素材的にも簡単だったからだと思います。

そんな中、1つの大きな傾向は、肩のラインです。
みんな、ものすごいなで肩シルエットです。
プラダにいたっては、肩がずり落ちています。
全体のシルエットは、どんどん楕円形に近づいてきました。
また、軽やかの表現として、ルイ・ヴィトンはランジェリーに向かいました。


それともう一つ、やはりディオールの復活ということが言えると思います。
ディオールのクリエイティブ・ディレクターがラフ・シモンズに変わったのは、
ガリアーノの人種差別発言が原因なわけですが、
かえって、ラフ・シモンズのほうがディオールの正当な承継者のようです。
もちろん、ガリアーノの時代もディオールはそれなりに売れていたわけですが、
今のラフ・シモンズのほうが、ずっとディオールらしいデザインです。

ディオールが復活したというのは、
ディオールのシルエットが復活したということです。
やっぱりディオールのデザインは、洋服の一つの完成型なんですね。

50年代、60年代の映画の着こなしが、
今再び新鮮に見えてきます。
何日か前に、オードリーをCGで再現して作られたCMを見ましたが、
あのスタイルは、今でも全く古びることなくおしゃれです。
今年は古い映画を見直すのにいい時期かもしれません。